異常を見つけたら「乳腺外科」か「外科」へ!

もっとも多くの女性がかかるのが乳がん。唯一自分で発見できる可能性があるため、毎月のセルフチェックをおすすめします。もし、しこりや異常を見つけたら、すみやかに専門医の診察を受けましょう。この場合、産婦人科ではなく、乳腺専門医がいる「乳腺外科」か「外科」を受けてください。

また、セルフチェックで異常があったからといって、必ずしも乳がんとは限りません。乳腺症や線維腺腫などの良性疾患の場合もあります。不安を解消するためにも自分で判断せず、きちんと受診することが大切です。月に一度、生理が終わって4~7日後に行いましょう [*1]。

[*1]閉経後は、毎月の検診日を決めて行いましょう。

Check.1:鏡の前でチェック

まず、両腕の力を抜いて自然な状態で見た目をチェック。そのあと、両腕を上げて、普段の乳房と変化がないかを確認します。

鏡を見ながら乳房をチェックする女性のイラスト

Check.2:さわってチェック

腕を上げ、3本の指(人さし指・中指・薬指)の腹で乳房に触ってしこりがないか確かめます。力を入れ過ぎないよう気をつけましょう。

乳房を触ってしこりがないか確かめる女性のイラスト

Check.3:分泌物もチェック

乳首から分泌物がでないか調べてみましょう。血が混じっていたり、透明な液が出る場合は一度検査を受けましょう。

乳首から分泌液がでていないかチェックする女性のイラスト

Check.4:わきの下もチェック

乳がんが進行するとまず転移するのがわきのリンパ節と言われています。わきにしこりがないかもチェックしましょう。

わきにしこりがないかチェックする女性のイラスト

Check.5:横になってチェック

仰向けに寝て、あまり高くない枕やタオルを敷いて調べます。乳房の下も念入りに確認しましょう。

横になって乳房の下をチェックする女性のイラスト